Amazonのタオルランキングで常に上位に君臨している「タオル研究所」のボリュームリッチ #003。レビュー数が凄まじく、評価も高いので気になっている方も多いのではないでしょうか。
でも、中には「臭くなる」「乾かない」という不穏なレビューもちらほら見かけますよね。どっちが本当なの?と迷ってしまうと思います。
結論から言うと、このタオルは「使う洗濯機」によって評価が天国と地獄に分かれます。
今回は、このタオルを実際に3年間ガッツリ使い倒した私が、忖度なしで検証結果をレポートします。縦型洗濯機時代とドラム式洗濯機時代の両方を経験しているからこそ分かる、リアルな真実をお伝えします。
目次
【結論】ドラム式洗濯機なら「神タオル」、縦型は注意が必要
まず最初に結論を言ってしまうと、ご自宅が「ドラム式洗濯乾燥機」なら迷わず買ってOKです。最高のコストパフォーマンスを発揮してくれます。
逆に「縦型洗濯機」で外干しや部屋干しがメインの方は、少し覚悟が必要です。厚手すぎて乾きにくく、臭いトラブルに見舞われる可能性があります。
縦型洗濯機だと生乾き臭がする?
Amazonレビューで最も気になる「臭い」という口コミ。これ、私も経験しました。原因はずばり「水分」と「乾燥スピード」です。
乾いている時は良い香りでも、濡れると戻る「あの臭い」
縦型洗濯機を使っていた頃の話です。洗い上がって干した直後のタオルは、柔軟剤の良い香りがしてふわふわでした。「なんだ、悪評なんて嘘じゃん」と思っていたんです。
でも、お風呂上がりに顔を拭いた瞬間でした。タオルが水分を含んだ途端、「ウッ」となるあの嫌な生乾き臭が戻ってきたんです。乾いている時は無臭なのに、濡れると復活するあの現象です。
おそらく、このタオルは厚手すぎて、自然乾燥だと芯まで乾ききるのに時間がかかり、雑菌が繁殖しやすいのだと思います。漂白剤に漬け置き洗いをして殺菌すれば一時的に臭いは消えましたが、2回も洗濯すればまた元通りでした。
ドラム式乾燥機なら3年経っても無臭でふわふわ
その後、我が家はドラム式洗濯機を導入しました。するとどうでしょう。乾燥機にかけて仕上げるようになった途端、あのしつこかった生乾き臭が嘘のように消滅したんです。
特別なケアは何もしていません。ただ乾燥機に突っ込んだだけです。高温で一気に乾かすことで菌が死滅したのか、3年経った今でも嫌な臭いは全くしません。
縦型時代でも「ふわふわ感」はありましたが、ドラム式で乾燥させた後のタオルは繊維が根元から立ち上がり、厚みも弾力も段違いです。このタオルは乾燥機にかけて初めて真価を発揮する商品だと確信しました。
3年洗濯し続けても85点は残っている
安いタオルって、半年も使うとゴワゴワの「雑巾」みたいになりますよね。でもタオル研究所は違いました。
吸水性とボリュームは健在。安物特有のペラペラ化なし
3年間、ほぼ毎日ローテーションで洗濯と乾燥を繰り返してきましたが、驚くことに「ペラペラ」になっていません。
新品の状態を100点とすると、3年後の今でも「85点」くらいのクオリティを維持しています。吸水性に関しては、むしろ繊維が馴染んで育っている気さえします。お風呂上がりの水分もサッと吸ってくれますし、肌触りもしっかりしています。
もちろん、新品の時のような「感動的な柔らかさ」は少し落ち着きましたが、それでも肌に刺さるようなゴワつきは一切ありません。この価格帯で3年戦えるのは、正直異常なコスパだと思います。
買い替えのサインは「蓄積汚れ」。一生モノではない
とはいえ、さすがに3年も使うと限界も見えてきます。機能的には問題ないのですが、1〜2枚ほど「どうしても落ちない汚れ」やシミがついているものが出てきました。
また、全体的に目に見えない汚れが蓄積しているような感覚もあります。いくら丈夫とはいえ、衛生面を考えると「一生モノ」として使うよりは、「数年ごとに総入れ替えする」のが正しい付き合い方だと感じています。私はまだ使いますが、そろそろ買い替え時かなとも思っています。
白はやめて「スモーキーブルー」にするべき理由
タオルを買う時、清潔感のある「ホワイト」を選びがちですが、このタオルに関しては色付きを強くおすすめします。
3年使っても色褪せなし。高級感と実用性のバランス
私が選んだのは「スモーキーブルー」です。これが大正解でした。青が好きという理由だけで選んだのですが、3年経っても色落ちや色褪せをほとんど感じません。
脱衣所の棚に同じ色のタオルがずらりと並んでいると、それだけでホテルライクな統一感が生まれます。1枚数千円の高級タオルをバラバラに買うよりも、このタオルを5枚、10枚と揃えて色を統一するほうが、視覚的な満足度はずっと高いですよ。
おすすめカラーは、私が使っているブルーのほか、グリーン、グレー、ラベンダーあたりです。
白いタオルは「グレーにくすむ」ので避けるのが無難
なぜ白をおすすめしないかというと、他メーカーの白いフェイスタオルを一緒に洗っていた時の経験があるからです。
ドラム式洗濯機で他の洗濯物と一緒に乾燥までかけると、白いタオルって徐々に「薄汚れたグレー」のような色にくすんでしまうんです。これは繊維の性質上仕方ない部分もあるのですが、清潔感が売りの白タオルが薄汚れて見えるのは悲しいですよね。
その点、最初から色がついているスモーキーブルーなら、多少のくすみや汚れは全く目立ちません。ズボラな人ほど色付きを選ぶべきです。
タオル研究所 #003 はこんな人におすすめ
3年間の検証結果をまとめます。
- ドラム式洗濯機を使っている人:間違いなく「買い」です。乾燥機との相性が抜群で、3年は余裕で持ちます。
- タオルの色を揃えて脱衣所をおしゃれにしたい人:スモーキーブルーなどの色付きで統一すると、一気にQOLが上がります。
- コスパ重視で長く使いたい人:初期投資は安いのに耐久性が高いので、節約効果は絶大です。
逆に、縦型洗濯機で部屋干し派の方は、臭い対策や乾燥の手間を考えると、もう少し薄手の「#001 毎日シンプル」などのシリーズを選んだほうが無難かもしれません。
環境さえ合えば、これ以上のタオルはなかなかないと思います。まずは数枚セットで試して、その「持ち」の良さを体感してみてください。

