Amazonで怪しい中国業者を検索除外する方法。アプリでも可能!

「Amazonでのショッピング、便利だけど最近なんだか怪しい業者や商品が増えた気がする…」 「日本語が怪しいレビューや、明らかに低品質な商品画像を見て、購入をためらった経験はありませんか?」

せっかくの楽しいお買い物が、粗悪品やトラブルで残念な結果になったら元も子もありませんよね。特に海外からの出品者の中には、残念ながら信頼性に欠けるケースも…。

この記事では、そんなAmazonに潜む「怪しい中国業者」や「悪質な出品者」を賢く見抜き、検索結果から効果的に除外するための具体的な方法を徹底解説します!

基本的なAmazonのフィルター機能活用はもちろん、下記3つも解説します。

  • 一歩進んだ出品者の見分け方10のチェックポイント
  • サクラレビュー対策に役立つ最新外部ツール
  • 万が一、問題のある商品を買ってしまった場合の対処法

あなたがAmazonでより安全・安心に、そして賢くお買い物できるようになるための情報をギュッと詰め込みました。「もう怪しい業者には騙されたくない!」そう思うあなたのための、最新の自衛策ガイドです。

目次

なぜAmazonで怪しい業者を避けるべき?急増する購入トラブルの実態と自衛の重要性

Amazonは私たちの生活に欠かせない便利なプラットフォームですが、残念ながら、その利便性につけこむ悪質な業者や、質の低い商品を販売する出品者が後を絶ちません。

Amazonを利用する中で、以下のような被害に遭うケースが報告されています。

  • 商品説明と全く違う粗悪品が届いた
  • 有名ブランドの偽物・模倣品だった
  • 注文した商品がいつまで経っても届かない
  • 明らかに中古品や使用済みの商品が届いた
  • 不当なレビュー操作やサクラレビューによる誤認
  • 返品や返金を求めても応じてもらえない

これらのトラブルは、決して他人事ではありません。

基本対策!Amazonで怪しい業者を検索結果から絞り込む方法【PC・スマホアプリ対応】

Amazonで「怪しいな…」と感じる業者や商品を完全に避けるのは難しいですが、検索結果をある程度絞り込むことで、リスクを軽減できる基本的な方法がAmazon公式の機能として用意されています。

PCサイト(ブラウザ)とスマホアプリ、それぞれの操作方法と、その効果や注意点を見ていきましょう。

方法①発送元で絞り込む「Amazon.co.jp(Amazon発送)」を選択する

これは、販売者がAmazon自身(Amazon.co.jpが販売し、発送するもの)である商品だけに絞り込む方法です。Amazonが直接販売する商品なので、信頼性は比較的高いと言えます。

PC(ブラウザ)での設定手順

  1. Amazonの検索窓でキーワードを入力し検索します。
  2. 検索結果ページの左側(またはフィルターメニュー内)にある絞り込みオプションを探します。
  3. 「出品者」または「販売元」といった項目を見つけ、「Amazon.co.jp」にチェックを入れます。(※表示名や場所は時期により変わることがあります)

スマホアプリでの設定手順(2025年5月現在 参考)

  1. Amazonアプリの検索窓でキーワードを入力し検索します。
  2. 検索結果ページの上部や隅にある「絞り込み」または「フィルター」といったボタンをタップします。
  3. フィルターメニューの中から「出品者」や「販売/出品」といった項目を探し、「Amazon.co.jp」を選択します。

注意点

  • 信頼できるメーカーでも、マーケットプレイス(Amazon以外の出品者)で販売している場合は表示されなくなります。
  • 品揃えが大幅に減り、本当に欲しい商品やお得な商品を見逃す可能性が高いです。

方法②配送オプションで絞り込む「プライム対象商品」を選択する

「プライム対象」の多くは、Amazonの物流センター(FBA:フルフィルメント by Amazon)から発送される商品です。

出品者はAmazon以外でも、発送をAmazonが代行しているため、一定の安心感があります。

PC(ブラウザ)での設定手順

  1. キーワード検索後、検索結果ページの左側(またはフィルターメニュー内)の絞り込みオプションを確認します。
  2. 「Amazonプライム」や「Prime」といった項目にチェックを入れます。

スマホアプリでの設定手順

  1. キーワード検索後、検索結果ページ上部や隅にある「絞り込み」または「フィルター」をタップします。
  2. 「Prime」のトグルスイッチをオンにするか、関連項目を選択します。

注意点

  • あくまで「発送代行」なので、商品の品質自体をAmazonが保証するわけではありません。悪質な業者がFBAを利用しているケースもゼロではありません。
  • 出品者自身がプライム配送プログラムの基準を満たして直接発送している場合(マケプレプライム)も含まれます。

方法③URLに特定のパラメータを追加して絞り込む方法

以前は、Amazonの検索結果URLの末尾に特定の文字列(パラメータ)を追加することで、「Amazon.co.jp発送」の商品のみに絞り込む裏技的な方法がありました。

現状と使い方

  • 検索結果が表示された後、ブラウザのアドレスバーに表示されているURLの末尾にパラメータ「&emi=AN1VRQENFRJN5」を追記し、Enterキーを押して再読み込みします。

これは①の絞り込みを違うアプローチで実施しているにすぎません。リスクも同じですので、事前に確認しておきましょう。

【実践編】怪しい出品者・悪質商品を自分で見抜くための10のチェックポイント

Amazonの公式フィルターだけでは、巧妙にすり抜けてくる怪しい出品者や悪質な商品を完全に見抜くことは難しいのが現状です。

そこで、ここでは皆さんが自らを守るために、購入前にチェックすべき具体的な10のポイントを「実践編」として詳しく解説します。

これらのポイントを一つひとつ確認する癖をつけることで、トラブルに巻き込まれるリスクを大幅に減らせるはずです。少し手間はかかりますが、安心してお買い物をするためには非常に重要です。

1. 出品者の「特定商取引法に基づく表記」は大丈夫?

まず最も基本的かつ重要なのが、出品者の「特定商取引法に基づく表記」を確認することです。

これは日本の法律で事業者に表示が義務付けられているもので、出品者の身元を確認する上で欠かせない情報源となります。

確認方法

  1. 商品ページを開きます。
  2. 「カートに入れる」ボタンの下(または付近)に表示されている「販売元: [出品者名]」または「出品者: [出品者名]」というリンクをタップまたはクリックします。
  3. 出品者の詳細ページ(ストアフロント)が表示されるので、その中から「特定商取引法に基づく表記」「販売事業者情報」「出品者情報」といったリンクを探して開きます。

チェックすべきポイント

  • 販売者名が個人名義や明らかに不自然な屋号ではないか
  • 運営責任者が個人名義の場合、フルネームで記載されているか
  • 住所が日本国内の住所か? 海外の住所(特に中国など)の場合は注意が必要

2. ストアフロントの評価数・評価内容・日本語に違和感はないか?

出品者の「特定商取引法に基づく表記」と合わせて確認したいのが、ストアフロント(出品者のAmazon上の店舗ページ)の評価です。

ここには、過去の購入者からのフィードバックが集まっており、出品者の信頼性を判断する上で重要な手がかりとなります。

確認方法

  1. 商品ページの販売元(または出品者名)のリンクをクリックすると、その出品者のストアフロントページに移動します。
  2. ストアフロントページには、通常「評価」「フィードバック」「レビュー」といったタブやセクションがあり、そこから過去の評価を確認できます。

チェックすべきポイント

  • 総合評価と評価数
  • 肯定的なレビュー(高評価)の内容
    • 「最高です!」「素晴らしい商品!」といった抽象的な言葉ばかりで、具体的な使用感や良かった点が書かれていないレビューは参考になりにくいです。
    • 明らかに翻訳ソフトを使ったような不自然な日本語のレビューが多数ある場合は、サクラレビューの可能性があります。同じような言い回しのレビューが短期間に集中していないかも確認しましょう。
  • 否定的なレビュー(低評価)の内容
    • 問題点: 「商品が壊れていた」「説明と違うものが届いた」「対応が悪かった」など、具体的にどのような問題があったのかを確認します。同様のクレームが複数寄せられている場合は、その出品者には構造的な問題がある可能性が高いです。

3. 商品画像の1枚目がAmazonの規約違反ではないか?

商品検索結果や商品ページで最初に目にするメイン画像(1枚目の画像)には、Amazonが定めた厳格なルールがあります。

このルールを守っていない出品者は、他の規約も軽視している可能性があり、注意が必要です。

Amazonの主な商品画像ルール(メイン画像について

  • 背景は純粋な白背景(RGB 255,255,255)であること。
  • 商品本体のみを写し、商品に含まれないアクセサリー、小道具、文字、ロゴ、透かし、挿入図などは含めないこと。(商品自体にあるロゴや文字は除く)
  • 画像に枠線をつけないこと

ルールを守って誠実に販売している出品者がいる一方で、意図的に規約を無視して目を引こうとする業者も存在します。

メイン画像は、出品者の信頼性を測る一つのバロメーターとして捉えましょう。

4. 商品説明の日本語は自然か?

商品の顔である商品画像と並んで、購入の決め手となるのが商品説明です。

ここに書かれている日本語があまりにも不自然だったり、誤字脱字が多かったりする場合、その出品者や商品の品質にも疑問符がつきます。

チェックすべきポイント

  • 不自然な言い回しや文法ミス
  • 誤字・脱字の頻度
  • 句読点の使い方
  • 意味不明な単語や表現
  • 過剰なアピールや誇大表現

最近は翻訳技術も向上していますが、それでも細部まで丁寧にチェックしている出品者とそうでない出品者とでは、文章の自然さに差が出ることが多いです。

丁寧で分かりやすい商品説明は、出品者の誠実さを示すバロメーターの一つです。少しでも「おや?」と感じたら、他のチェックポイントもより入念に確認するようにしましょう。

5. レビュー内容と投稿時期をチェック!(サクラレビュー・やらせレビューを見抜くコツ)

多くの人が購入の参考にしているAmazonのレビュー。しかし、残念ながら全てのレビューが正直な感想とは限りません。

中には、出品者が意図的に操作した「サクラレビュー」や「やらせレビュー」も紛れ込んでいるのが実情です。これらに惑わされず、真実を見抜くためのコツを掴みましょう。

サクラレビューを見抜くためのチェックポイント

  • 日本語の不自然さ、過度な称賛
  • 投稿時期の偏り・集中
  • レビュアーの活動履歴
  • レビュー内容の具体性の欠如
  • 極端な高評価の連続と内容の類似性

一部の悪質な業者は、商品に「星5レビューを書いたらAmazonギフト券プレゼント」といったチラシを同梱し、高評価レビューを不正に集めようとすることがあります。これは明確なAmazonの規約違反です。

全ての高評価レビューがサクラだと疑う必要はありませんが、「何かおかしいな?」と感じる直感も大切です。

レビューは非常に有用な情報源ですが、その情報を鵜呑みにせず、批判的な視点を持って分析することが重要です。

6. 「すべてのレビューを見る」から「低評価」のレビューを必ず確認する

高評価レビューがサクラかもしれないと疑う一方で、必ずチェックしてほしいのが「低評価」のレビューです。

ここには、商品の本当に残念だった点や、出品者の不誠実な対応など、購入をためらわせるようなリアルな情報が隠れていることがよくあります。

低評価レビューの確認方法

  1. 商品ページのレビュースコア(星の数で表示されているグラフ部分など)をクリックします。
  2. 「すべてのレビューを見る」などのリンクからレビュー一覧ページに移動します。
  3. レビューの並び替えや絞り込み機能を使って、「評価の低い順」に並び替えたり、「星1つ」「星2つ」のレビューのみを表示させたりします。

どんなに魅力的に見える商品でも、低評価レビューに目を通す手間を惜しまないでください。それが、後悔しないお買い物のための重要な一手となります。

7. 配送元が海外(特に中国)で、到着までに不自然に時間がかからないか?

Amazonには海外、特に中国の出品者も多く存在します。海外からの発送が全て悪いわけではありませんが、国内発送とは異なるリスクや注意点があることを理解しておく必要があります。

特に商品の到着までの時間や、万が一の際の対応はしっかり確認しましょう。

日本では手に入らない珍しい商品や、より安価な商品が見つかるなど、海外出品者からの購入にもメリットはあります。

しかし、それらのメリットと上記のリスクを天秤にかけ、納得した上で利用することが重要です。

もし配送予定日があまりにも長い場合や、出品者の所在地が海外で少しでも不安を感じる場合は、他の出品者や国内発送の商品を検討するのも賢明な判断です。

8. (元出品者視点) 在庫数が極端に少ない、または多すぎな

8. 有名ブランド品の場合、出品者は正規販売店か?

憧れのブランド品を少しでも安く手に入れたい、という気持ちは誰にでもあるかもしれません。

しかし、Amazonでブランド品を購入する際には、その出品者が本当に信頼できるのか、商品は本物なのかを慎重に見極める必要があります。

残念ながら、偽物や模倣品が出回っているケースも報告されています。

チェックすべきポイント

  • 出品者名とストアフロントが正規代理店名になっているか
  • 出品者のストアフロントページで、ブランド公式サイトへのリンクや正規販売店である旨の記載があるかどうか

Amazonでブランド品を購入する場合、少しでも不安を感じたら、無理に購入せず、ブランドの公式サイトや実店舗など、より確実なルートで購入することを検討しましょう。

高価なブランド品だからこそ、購入前の確認は慎重すぎるくらいがちょうど良いかもしれません。後悔のない、満足のいくお買い物をしてくださいね。

怪しい業者やサクラレビュー対策に役立つ外部サイト&ツール

ここまで、ご自身の目で怪しい出品者や悪質な商品を見抜くための8のチェックポイントを解説してきました。これらを実践するだけでも、かなりのリスクを回避できるはずです。

しかし、「毎回全部チェックするのは大変…」「もっと手軽に判断したい!」と感じる方もいらっしゃるでしょう。

そんな時に役立つのが、Amazonの商品ページURLを入力するだけで、サクラレビューの危険度などを分析してくれる外部サイトやブラウザの拡張機能です。

ただし、これらのツールも万能ではありません。あくまで判断材料の一つとして上手に活用することが大切です。

ここでは、現在で注目されているいくつかのツールと、その使い方や注意点をご紹介します。

1. サクラチェッカー

元記事でも紹介されていた「サクラチェッカー」は、Amazonのサクラレビューを見抜くための定番ツールの一つとして、多くの方に利用されてきました。

商品ページのURLをコピー&ペーストするだけで、手軽に危険度をチェックできるのが特徴です。

サクラチェッカーの使い方

  1. チェックしたいAmazonの商品ページを開き、ブラウザのアドレスバーに表示されているURL全体をコピーします。
  2. 「サクラチェッカー」のウェブサイト(sakura-checker.jp などで検索してアクセス)を開きます。
  3. サイト上部の検索窓に、コピーしたAmazonの商品URLを貼り付け、「Go」ボタンや検索ボタンをクリックします。
  4. 分析結果が表示され、価格の妥当性、ショップの信頼性、レビューの分布や内容、製造国情報など、様々な角度から評価された総合的な「サクラ度」を確認できます。

サクラチェッカーは、怪しい商品を見抜くための一つの「ふるい」として活用し、最終的な判断はご自身の目で行うようにしましょう。

2. Keepa

「Keepa(キーパ)」は、主にAmazon商品の価格変動を追跡するための非常に強力なツールです。

ブラウザの拡張機能として提供されており、一度インストールすればAmazonの商品ページに自動で価格履歴グラフなどが表示されるようになります。

価格チェックだけでなく、出品者の動向を探る手がかりも見つかるため、怪しい業者を見抜く上でも間接的に役立ちます。

Keepaで何ができる?

  • 商品が過去にどのような価格で販売されていたかグラフで確認できる
  • 複数の出品者の価格推移や在庫状況(の変動)を比較できる

基本的な使い方と注目ポイント

  1. お使いのブラウザ(Chrome, Firefoxなど)に「Keepa」の拡張機能をインストールします。(公式サイトから入手可能です)
  2. Amazonの商品ページを開くと、商品画像の下あたりにKeepaの価格履歴グラフが自動的に表示されます。
  3. グラフでは、Amazon本体の価格、マーケットプレイス新品・中古価格、タイムセール時の価格などが色分けされて表示され、期間を調整して過去のデータを遡れます。
  4. 「商品のトラッキング」機能を使えば、希望価格を設定しておくと、その価格になった際に通知を受け取ることも可能です。

Keepaを使いこなせれば、価格のトリックに騙されにくくなるだけでなく、より多角的な視点から出品者や商品の信頼性を評価できるようになるでしょう。

【万が一の対処法】怪しい商品を購入してしまったら?返品・返金の手順と相談先

これまで、怪しい業者や商品を見抜くための様々な対策をご紹介してきましたが、残念ながら、どんなに注意深く選んでも予期せぬトラブルに巻き込まれてしまうことはあり得ます。

「商品が届かない!」「説明と全く違うものが来た!」「明らかに偽物だ…」など、万が一そんな事態に陥ってしまっても、決して泣き寝入りする必要はありません。

ここでは、Amazonで購入した商品でトラブルが発生した場合の具体的な対処法や、相談できる窓口について解説します。落ち着いて、正しい手順で対応しましょう。

Amazonマーケットプレイス保証の申請条件と具体的な手順

Amazon.co.jp以外の出品者(いわゆるマーケットプレイス出品者)から購入した商品で、「商品が届かない」「届いた商品が説明と著しく異なる」などのトラブルが発生し、出品者と連絡を取っても解決しない場合に利用できるのが「Amazonマーケットプレイス保証」です。

この制度を利用すれば、Amazonが問題解決の手助けをしてくれ、場合によっては購入金額の全部または一部が返金されることがあります。

返品方法については、下記の記事をご確認ください。

Amazonでの買い物をより安全・安心にするための最終チェックと心構え

今回は、Amazonに潜む怪しい業者や悪質な商品を見抜き、安全にお買い物をするための様々な方法を解説してきました。

最後に、重要なポイントを振り返り、日々のAmazon利用で心がけていただきたいことをまとめます。

安全なAmazonショッピングのためのチェックポイント

  • 基本の絞り込み機能を活用する
  • 出品者と商品を徹底チェック(8のポイント)
  • 外部ツールも活用していこう
  • 万が一のトラブルには返品を

    「パンダバスケット」は、皆さんがAmazonでのオンラインショッピングを、より賢く、より安全に、そして心から楽しめるようになることを願っています。この記事が、その一助となれば幸いです。

    これからも、役立つ情報を正直にお届けしていきますので、どうぞお楽しみに!

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    パンダバスケット編集部
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