リバーライト極JAPANを3年使ったレビュー|くっつく料理と実際の手入れ

リバーライト極JAPANの26cmフライパンを使い始めて、約3年が経ちました。

3年間使って分かったのは、リバーライト極JAPANは「手入れがほとんどいらない鉄フライパン」ではなく、油膜が安定すると毎日の手入れが楽になる鉄フライパンだということです。

油を十分に使えているときは、調理後の汚れを水とタワシだけで落とせています。一方、油膜が十分になじんでいない時期や、味噌・醤油を焼く料理では、調味料が鍋肌にくっつくことがありました。

煮込み料理の後も油膜が弱くなったように感じるため、洗浄後に油を薄く塗り直しています。

この記事では、リバーライト極JAPANを約3年使って分かったことを、次の点から紹介します。

  • 油膜が安定するまでの使い方
  • 普段のお手入れ
  • 焦げ付きやすかった料理
  • 煮込み料理をした後の変化
  • 3年使って感じたメリットとデメリット
  • 向いている人と向いていない人

鉄フライパンだからといって、すべての人におすすめできるわけではありません。コーティングフライパンを使い続けた方が楽な人もいるので、購入判断の参考にしてください。

リバーライト極JAPANを3年使った結論

リバーライト極JAPANは、油をしっかり使い、油膜を維持できると扱いやすくなります。

私が3年間使って感じたことをまとめると、次のとおりです。

良かった点

  • 使い始めに錆止め塗装を焼き切る空焼きがいらない
  • 油膜が安定すると水とタワシだけで洗いやすい
  • 金属ヘラを使って焦げ付きを落とせる
  • 炒め物が水っぽくなりにくい
  • 木製ハンドルなので素手で持ちやすい
  • 焦げ付いても手入れして使い続けられる

気になった点

  • 調理時に油を少なくするとくっつきやすい
  • 油膜が安定するまでは料理を選ぶ
  • 味噌や醤油を焼く料理は焦げ付きやすい
  • 煮込み料理の後は油膜が弱くなりやすい
  • コーティングフライパンより重い
  • 木製ハンドルのボルトが緩むことがある
  • 洗浄後に水分を残さないようにする必要がある

炒め物や焼き物をよく作り、調理前の予熱や油を使うことが負担にならない人には候補になります。

一方、油をできるだけ使いたくない人や、冷凍餃子などを手軽に焼きたい人には、コーティングフライパンの方が合う場合があります。

リバーライト極JAPANは空焼き不要だが、油ならしは必要

私がリバーライト極JAPANを選んだ大きな理由は、使い始めに錆止め塗装を焼き切るための空焼きが必要なかったことです。

以前、安い鉄フライパンを購入したときは、使い始めの空焼きで煙とニオイが出てしまい、料理をする前に使うのを諦めました。

リバーライト極JAPANには、錆止めのための塗装が施されていません。そのため、塗装を焼き切る空焼きは不要です。

ただし、何もしなくてもすぐにコーティングフライパンと同じように使えるわけではありません。

メーカーの取扱説明書では、最初に中性洗剤で内側と外側を洗った後、油ならしをするよう案内されています。油ならしでは、フライパンの深さの3分の1程度まで油を入れ、弱火で5分ほど加熱します。

また、毎回の調理前には、フライパンを温めて多めの油をなじませる「油返し」が推奨されています。

私は毎回教科書どおりの油返しをしているわけではありませんが、油を少量で済ませず、鍋肌全体へしっかりなじませることは意識しています。

空焼きが不要なことと、油ならしまで不要なことは別です。

使い始めの負担は一般的な鉄フライパンより少なく感じましたが、コーティングフライパンと同じ使い方ができる商品ではありませんでした。

参考:リバーライト公式取扱説明書

油をしっかり使う方が焦げ付きにくかった

3年間使って特に重要だと感じたのが、調理時に使う油の量です。

油を少量で済ませようとすると、鍋肌全体に油が行き渡らず、食材や調味料がくっつきやすくなりました。

反対に、予熱したフライパンへ油を入れ、鍋肌全体へなじませてから調理すると、焦げ付きにくくなります。

使い続けるうちに油膜がなじみ、現在は購入直後より扱いやすくなりました。ただし、一度油膜がなじめば、その後は何をしても大丈夫というわけではありません。

次のような使い方をした後は、油膜の状態が変わることがあります。

  • 煮込み料理をする
  • 水分の多い料理を長く加熱する
  • 味噌や醤油を鍋肌で焼く
  • 洗剤で念入りに洗う
  • 焦げ付きを金属タワシなどで強く落とす

油膜が弱くなったと感じたときは、次の調理前に普段より丁寧に油をなじませています。

なお、油は多ければ多いほどよいとは考えていません。鍋肌全体へ行き渡る量を使い、調理後や保管時に余分な油を残しすぎないようにしています。

油膜が安定すると普段の手入れは水とタワシだけで済む

油膜が安定しているときは、毎日の手入れはそれほど大変ではありません。

私の場合、普段の汚れは水とタワシでこすると、するりと落ちます。

使用しているのは、鉄フライパン専用の高価な道具ではなく、一般的なタワシです。コーティングフライパンのように、表面を傷つけないために柔らかいスポンジだけを使う必要はありません。

焦げ付きやこびり付きがなければ、次のような流れで手入れしています。

  1. 料理を別の器へ移す
  2. 汚れが乾き切る前に水とタワシで洗う
  3. 水分を拭き取る
  4. 短時間加熱して水分を飛ばす
  5. 必要に応じて油を薄く塗る

ここでいう加熱は、購入直後に錆止め塗装を焼き切るような高温の空焼きではありません。洗浄後に残った水分を飛ばすための短時間の加熱です。

リバーライトの公式取扱説明書では、フライパンが熱いうちにお湯とタワシなどで洗い、水滴を拭き取ってから保管する方法が案内されています。

私は水とタワシで洗うことが多いですが、これは私の使用方法です。基本的な手入れはメーカーの取扱説明書も確認してください。

洗剤はニオイや強い油汚れが気になるときに使っている

普段は水とタワシだけで洗っていますが、ニオイや強い油汚れが気になるときは洗剤を使うことがあります。

メーカーは、洗剤で洗うとなじんだ油膜も落としやすいため、通常はお湯とタワシで洗う方法を案内しています。

ただし、洗剤を一度使っただけでフライパンが使えなくなるわけではありません。

私の場合、洗剤を使った後は次のようにしています。

  1. 洗剤をよくすすぐ
  2. 水分を拭き取る
  3. 短時間加熱して水分を飛ばす
  4. フライパンの内側へ油を薄く塗る
  5. 次回の調理前に油をしっかりなじませる

洗剤を使うかどうかより、洗浄後に水分を残さず、油膜の状態を確認することが大切だと感じています。

味噌や醤油を焼く料理は油膜が不十分だとくっつきやすい

リバーライト極JAPANを使っていて、特に焦げ付きやすいと感じたのが、味噌や醤油を焼く料理です。

油膜が十分になじんでいない状態で味噌や醤油を加えると、鍋肌へがっつりとくっつくことがありました。

味噌や醤油には糖分などが含まれているため、加熱すると焦げ付きやすくなります。鉄フライパンへ調味料を入れたまま高温で加熱すると、食材より先に調味料が鍋肌へこびり付くこともあります。

現在は、次の点を意識しています。

  • 最初に油を鍋肌全体へなじませる
  • 味噌や醤油は調理の後半に加える
  • 調味料を入れた後は火力を上げすぎない
  • 調味料を入れたまま長時間加熱しない
  • 調理後は汚れを乾燥させない

それでも、油膜の状態や料理によっては焦げ付きます。

リバーライト極JAPANは焦げ付かないフライパンではなく、油と温度を調整することで焦げ付きを減らす鉄フライパンだと考えた方がよいでしょう。

煮込み料理の後は油膜が弱くなったように感じる

リバーライト極JAPANでも煮込み料理はできますが、炒め物や焼き物と同じ状態を維持できるとは限りませんでした。

煮込み料理をした後は、それまで鍋肌になじんでいた油膜が弱くなったように感じることがあります。

メーカーも、煮る・蒸す・茹でる調理では、熱湯によって油膜が部分的に取れる場合があると説明しています。その場合は、調理後に洗って乾かし、油を薄く塗るよう案内しています。

私も煮込み料理をした後は、次のように手入れしています。

  • 汚れをしっかり落とす
  • 水分を拭き取る
  • 短時間加熱して乾燥させる
  • 内側へ油を薄く塗る
  • 次回の調理前に油を十分になじませる

煮込み料理をした直後に、油をほとんど使わず別の料理を作ると、普段よりくっつきやすいと感じることがあります。

煮る、茹でるといった調理を頻繁にする場合は、リバーライト極JAPAN一本ですべて済ませるより、鍋やコーティングフライパンと使い分ける方が楽です。

焦げ付きはもんじゃヘラで落とせた

油や火加減に気を付けていても、焦がすことはあります。

タワシだけでは落とせない汚れに使っているのが、金属製のもんじゃヘラです。

こびり付いた焦げを、もんじゃヘラで少しずつこそげ落とします。コーティングフライパンでは避けたい方法ですが、リバーライト極JAPANは金属ヘラを使用できます。

メーカーの取扱説明書でも、こびり付いた汚れを落とす方法として、金属タワシや金属ヘラが案内されています。

ただし、普段から力任せに削る必要はありません。

軽い焦げ付きであれば、お湯を入れてしばらく煮立たせ、焦げを柔らかくしてからタワシで落とせます。それでも残った部分に、もんじゃヘラを使っています。

焦げ付きを完全に避けられるわけではありませんが、焦げても物理的に落として使い続けられる点は、鉄フライパンの気楽なところです。

冷凍餃子は今でも難しい

3年間使っても、冷凍餃子は簡単な料理ではありません。

油が十分になじんでいない状態では、餃子の皮が鍋肌へ張り付き、皮だけ残ることがありました。

餃子は、最初に油で焼いた後、水を入れて蒸す料理です。蒸している間に鍋肌の油が流れやすいため、油膜の状態や火加減によってはくっつきます。

うまく剥がれないときは、金属ヘラやもんじゃヘラを差し込んで剥がしています。ただし、見た目を崩さず、毎回手軽に焼きたいなら、コーティングフライパンの方が扱いやすいと感じます。

リバーライト極JAPANを持っているからといって、すべての料理を一つのフライパンで作る必要はありません。

炒め物や焼き物にはリバーライト極JAPANを使い、冷凍餃子など失敗したくない料理にはコーティングフライパンを使う方法もあります。

裏面も水分を残さないようにしている

鉄フライパンでは、調理面だけでなく裏面の状態も確認しています。

私は洗浄後、裏面にも水分が残らないように乾燥させています。必要だと感じたときは、裏面にも油をごく薄く伸ばし、余分な油を拭き取っています。

ただし、裏面への油塗布は、メーカーが案内している基本的な日常手入れとして確認できた方法ではありません。私が3年間使う中で行っている手入れです。

裏面へ油を残しすぎると、加熱によってベタつきや焼き付きの原因になる可能性があります。また、使用しているコンロによって注意点が異なります。

そのため、裏面への油塗布をすべての人に勧めるものではありません。まずは水分を残さず、使用している加熱機器とフライパンの取扱説明書に従うことを優先してください。

木製ハンドルは持ちやすいが、ボルトが緩むことがある

リバーライト極JAPANの気に入っている点の一つが、木製ハンドルです。

持ち手まで鉄でできたフライパンと違い、通常の調理では素手で持てます。毎日の料理でタオルやミトンを用意しなくてもよいため、一般的なフライパンから移行しやすく感じました。

一方、長く使っていると、ハンドルを固定しているボルトが緩むことがあります。

私のフライパンも使用中に少しグラつきが出ましたが、ボルトを締め直すことで対応できました。

メーカーの取扱説明書にも、木製ハンドルは使用中にボルトが緩むことがあると書かれています。締め直しても改善しない場合や、ハンドルが割れた場合には、部品を交換できると案内されています。

完全にメンテナンスフリーではありませんが、ハンドルを交換して使い続けられる点はメリットです。

野菜炒めは水っぽくなりにくいと感じた

リバーライト極JAPANを購入して、特に違いを感じたのは炒め物です。

コーティングフライパンを使っていたときと同じような材料でも、野菜炒めが水っぽくなりにくく、シャキッと仕上がるように感じました。

リバーライト公式も、鉄は熱を蓄えて食材へ伝えるため、炒め物がシャキッと仕上がることを特徴として挙げています。

ただし、これは私が家庭で使った範囲での感想です。材料の量、火力、調理時間によって仕上がりは変わります。

食材を一度に入れすぎると温度が下がり、水分も出やすくなります。鉄フライパンを使うだけで、どのような条件でもおいしく仕上がるわけではありません。

それでも、炒め物をよく作ることは、3年間リバーライト極JAPANを使い続けている理由の一つです。

リバーライト極JAPANが向いている人

3年間使った経験から、次のような人には候補になると思います。

  • 炒め物や焼き物をよく作る
  • 調理時にある程度の油を使える
  • 予熱や火加減を調整することが負担ではない
  • 使用後に水分を残さないよう手入れできる
  • 金属ヘラやタワシを気兼ねなく使いたい
  • 焦げ付いても手入れしながら使い続けたい
  • コーティングの劣化を気にせず長く使いたい
  • 道具の状態を見ながら使い方を変えるのが苦にならない

特に、炒め物の仕上がりを重視しつつ、一般的な鉄フライパンの使用開始時に必要な空焼きを避けたい人には検討しやすい商品です。

リバーライト極JAPANが向いていない人

反対に、次のような人にはコーティングフライパンの方が合う可能性があります。

  • できるだけ油を使いたくない
  • 予熱や油ならしをしたくない
  • 調理後の手入れを最小限にしたい
  • 冷凍餃子などを手軽に焼きたい
  • 軽いフライパンを優先したい
  • 味噌や醤油を使った料理を頻繁に作る
  • 煮込み料理を一つのフライパンで済ませたい
  • 道具の状態によって使い方を変えたくない

鉄フライパンを使うこと自体が目的でなければ、無理に選ぶ必要はありません。

炒め物にはリバーライト極JAPAN、餃子や煮込み料理には別のフライパンや鍋というように、料理によって使い分ける方法もあります。

3年使って分かったのは、油膜を維持できると手入れが楽になること

リバーライト極JAPANを約3年使って分かったのは、油膜の状態によって使いやすさが大きく変わることです。

購入直後や油膜が弱くなった状態では、味噌や醤油を使った料理が鍋肌へくっつくことがありました。冷凍餃子も、コーティングフライパンのように簡単には焼けません。

一方、調理時に油をしっかり使い、洗浄後に水分を残さず、必要に応じて油をなじませ直すと、普段の汚れは水とタワシだけで落とせています。

リバーライト極JAPANは、手入れが不要なフライパンではありません。

それでも、一般的な鉄フライパンのような使用開始前の空焼きが不要で、焦げ付いてもタワシや金属ヘラで手入れできます。私はこの「失敗しても戻せること」に使いやすさを感じています。

炒め物や焼き物をよく作り、多少の手入れを許容できる人には選択肢になります。

反対に、油を減らしたい人や、どの料理も手軽に失敗なく作りたい人は、コーティングフライパンを選ぶ方が満足しやすいと思います。

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