Amazonの返品を無料にする方法!開封済みの時は?返送料は?

「Amazonで買った商品、思ったのと違った…」「もしかして不良品?」そんな時、気になるのが返品方法ですよね。

「返品って無料なの?」「開封しちゃったけど大丈夫?」「返送料は誰が払うの?」など、Amazonの返品ルールは少し複雑で、損しないか不安になる方も多いのではないでしょうか。特に「できれば無料で返品したい!」と思いますよね。

この記事では、Amazonの返品ルールについて、どこよりも分かりやすく解説します!

  • どんな場合に無料で返品できるのか?
  • 自己都合や開封済みの場合はどうなる?
  • 返送料を負担するのは誰?
  • マーケットプレイス商品の注意点
  • 損しないための賢い返品方法やトラブル対処法

など、あなたが知りたい情報をギュッとまとめました。元Amazon出品者の視点も少し交えながら、規約を守りつつ、賢く安心して返品するためのポイントをお伝えします。

この記事を読めば、もうAmazonの返品で迷うことはありません。最後まで読んで、スッキリ解決してくださいね。

Amazon返品が無料になる基本条件とは?

Amazonで購入した商品を無料で返品するには、基本的に以下の3つの条件をすべて満たす必要があります。

  • Amazon.co.jpが発送した商品であること(マーケットプレイス出品者は別)
  • 商品到着後30日以内に返品手続きをすること
  • 返品理由が「商品トラブル・不具合」に該当すること

「思っていたのと違った」「間違えて注文した」といった自己都合による返品は、返送料が自己負担になります。

まずはこの基本ルールをしっかり押さえておきましょう。

要注意!返品理由で無料か有料かが決まる

Amazon返品が無料になるかどうかの最大のポイントは「返品理由」の選択です。手続きの際に理由を選ぶ項目があり、ここで何を選ぶかによって、返送料の負担や返金額が変わってきます。

大きく分けて「無料になる理由(商品トラブル・不具合)」と「有料になる理由(自己都合)」があります。

  • 性能や品質が良くない
  • 商品がしっかりと梱包されていなかった
  • お届け予定日までに届かなかった
  • 付属品や特典が不足している
  • 商品に、配送中にできた目立った傷や破損がある
  • 注文した商品とは違う商品が届いた
  • 商品に不具合または損傷がある
  • サイト上の説明と違った
  • (その他、注文していない商品が届いた、など)
  • イメージと違った
  • 間違えて注文した
  • Amazon.co.jp以外でより安い商品を見つけた
  • 手持ちのアイテムと互換性がない
  • 都合により必要が無くなった
  • サイズが大きい/小さい

嘘の理由は絶対にNG!ペナルティのリスク

「じゃあ、本当は自己都合だけど『不具合があった』って嘘ついちゃえば無料になるんじゃ…?」

そう考える人もいるかもしれませんが、絶対にやめましょう。

Amazonは返品理由をシステム的にもチェックしており、悪質だと判断されると、以下のような厳しいペナルティを受ける可能性があります。

  • 保有ポイントやギフト券残高の没収
  • Kindleやプライムビデオなど他のAmazonサービスも利用不可
  • 前払いした注文(予約など)もキャンセル・返金なしの可能性
  • Amazonアカウントの閉鎖(垢バン)

一時的に無料で返品できたとしても、アカウントを失うリスクは計り知れません。商品に本当に不具合がない場合は、正直に自己都合として返品手続きを行いましょう。

【自己都合返品】開封済みだとどうなる?返金額と返送料まとめ

「やっぱり色が気に入らない」「サイズが合わなかった」など、商品自体に問題はないけれど返品したい「自己都合」の場合、返金額と返送料はどうなるのでしょうか? ここでは「未開封」と「開封済み」に分けて解説します。

未開封開封済み
返金額商品代金の全額商品代金の50%
返送料自己負担自己負担

商品を開封していない状態であれば、商品代金は全額返金されます。ただし、返品にかかる送料は基本的に自分で負担する必要があります。

商品を一度でも開封してしまうと、自己都合での返品の場合、返金額は商品代金の半額(50%)に減額されてしまいます。さらに、返送料も自己負担です。開封には十分注意しましょう。

「開封済み」の判断基準は?

どこからが「開封済み」と判断されるのか、明確な基準はAmazonから公式には示されていません。 一般的には、商品の化粧箱、メーカーの封印シール、シュリンク包装、ビニール袋などを開けた場合は「開封済み」と見なされる可能性が高いです。

過去には「配送用の外装(ダンボールや袋)を開けただけで開封済みとシステム判断され、返金額が50%になった」というトラブル報告もありました。(※現在は改善されている可能性もありますが、注意が必要です)

もし「未開封のはずなのに半額しか返金されなかった」という場合は、焦らず、後述するカスタマーサービスへの連絡を検討しましょう。

開封済みで返品された商品はどうなる?

「開封済みなのに50%も返金してくれるなんて太っ腹!」と感じるかもしれませんね。

自己都合で返品された開封済み商品は、Amazon側で検品・クリーニングなどが行われ、多くの場合「Amazonアウトレット」という形で、状態を明記した上で割引価格で再販売されます。

Amazonアウトレットは通常より安く販売されているので、気になる方は覗いてみてください。

【ケース別】Amazon返品の疑問・注意点

Amazonの返品ルールには、いくつか例外や注意すべき点があります。ここでは特に間違いやすい「返品できない商品」と「マーケットプレイス商品」について解説します。

返品・交換が【一切できない】商品リスト(例)

以下の商品は、基本的に開封・未開封や理由に関わらず返品・交換ができません。購入前にしっかり確認しましょう。(※2025年4月時点の主な例)

  • デジタルコンテンツ(Kindle本、Prime Video、デジタルミュージック、アプリ等 ※不具合の場合を除くケースあり)
  • Amazonギフトカード、アカウント残高へのチャージ、その他プリペイドカード類
  • チケット類(イベント、興行など)
  • 受注生産品、特注品、名入れ商品、サイズ直し品
  • (その他、福袋など商品ページに「返品・交換を承りません」等の記載があるもの)

【自己都合では】返品できない商品リスト(例)

以下の商品は、「商品に不具合があった場合」は返品可能ですが、「自己都合」での返品はできません。 開封・未開封に関わらない場合が多いので注意が必要です。

  • 食品、飲料、お酒
  • サプリメント、医薬品、医薬部外品、医療機器
  • 化粧品、ヘアケア、オーラルケア用品など(※衛生上の観点から)
  • ピアス、ボディピアス(開封後)
  • 植物、生花、昆虫、生体
  • ペット用の飲食物、衛生用品
  • トレーディングカードのパックやボックス、フィギュア、ホビー(メーカー既成の梱包開封後)
  • 大型家具・家電(搬入後・設置作業後など条件あり)
  • 自転車本体、バイク本体およびそのバッテリー
  • 30万円(税込)以上の高額な腕時計・ジュエリー(開封後)

※上記はあくまで代表的な例です。返品可否の最新かつ正確な情報は、必ず各商品ページやAmazonの返品ポリシーでご確認ください。

マーケットプレイス商品の返品方法と注意点

Amazonで販売されている商品には、「Amazon.co.jp が発送します」と表示されているもの以外に、「出品者」が直接発送する「マーケットプレイス商品」があります。この場合、返品ルールがAmazon発送の商品とは大きく異なります。

1. 出品者に直接連絡する

マーケットプレイス商品の返品は、Amazonのシステムを介さず、商品を販売した出品者に直接連絡して行います。注文履歴から該当商品を選び、「出品者に連絡する」や「商品の返品」といったボタンから返品リクエストを送りましょう。

2.出品者の指示に従う

出品者から返品手順(返送先住所、返送方法、返送料負担のルールなど)についての連絡がメール等で届きます。Amazonのルールとは異なる場合があるため、その指示をよく確認して返品作業を進めましょう。

3. トラブル時は「マーケットプレイス保証」を活用

「出品者から返信がない」「返品を不当に拒否された」「届いた商品が説明と著しく違うのに対応してくれない」といったトラブルが発生した場合は、「Amazonマーケットプレイス保証」を申請できます。

これは、一定の条件下でAmazonが出品者に代わって購入代金の返金などを行ってくれる制度です。注文履歴の「注文に関する問題」から申請できます(申請期限は商品の最大お届け予定日から90日以内など条件があります)。

マーケットプレイス出品者発送のリスクと見分け方

正直なところ、出品者が直接発送するマーケットプレイス商品の中には、残念ながら品質管理や顧客対応に問題がある業者や、いわゆる「悪質なセラー」が紛れている可能性もゼロではありません。

もちろん誠実で素晴らしい出品者もたくさんいますが、返品を含めた購入後のトラブルを避けたい、スムーズな対応を期待したいと考えるなら、基本的には「Amazon.co.jp が発送します」と表示されている商品を選ぶのが最も安心と言えます。

商品ページで「出荷元」と「販売元」の欄を必ずチェックする習慣をつけましょう。「出荷元: Amazon.co.jp」となっていれば、この記事で解説してきたAmazonの返品ルール(30日間返品、理由に応じた無料/有料判断など)が適用されます。

「出荷元: [出品者名]」となっている場合は、その出品者の定めるルールに従うことになります。

Amazon Fashionなら試着後の返品も無料!

服や靴、バッグなど、サイズ感や色味、素材感が気になるファッションアイテム。「ネット通販だと試着できないから不安…」と感じることはありませんか?

Amazonなら、「Amazon Fashion」カテゴリの一部商品で、なんと試着後の返品が無料になる嬉しいサービスが用意されています!

試着後でも【送料含めて無料】で返品できる条件

以下の条件を満たすAmazon Fashionの商品であれば、「サイズが合わない」「イメージと違った」といった自己都合の理由でも、商品到着後30日以内なら返送料も含めて完全に無料で返品できます。

  • Amazon.co.jp が発送する「Amazon Fashion」カテゴリの商品であること
    • (対象:服、靴、バッグ、小物、腕時計、ジュエリーなど)
  • 商品ページに「返品無料」のアイコンや記載があること
    • (購入前に必ずこの表示を確認しましょう!)
  • 試着は室内で、商品タグが付いたままの状態で行うこと
    • (タグを切ってしまうと返品不可になる可能性があります)
  • 商品に汚れ、キズ、破損、匂い移りなどがなく、受け取った時と同じ状態であること
    • (ファンデーション移りや香水の匂いにも注意!)

【要注意!】無料返品が適用されないケース

たとえ「返品無料」対象商品でも、以下のような場合は無料返品や交換ができなくなる可能性が高いので、試着は慎重に行いましょう。

  • 商品タグを切り離したり、なくしてしまった
  • ファンデーション、汗ジミ、食べこぼし等の汚れが付着した
  • 香水、タバコ、防虫剤などの匂いが強く移ってしまった
  • 洗濯、クリーニング、裾上げなどのお直しをしてしまった
  • 屋外で試着・使用した形跡がある(靴底の擦れなど)
  • 商品の箱、付属品、保証書などを破損・紛失してしまった
  • 30万円(税込)以上の高額な腕時計・ジュエリー

基本的に「お店で試着する時と同じように丁寧に扱う」ことを心がければ大丈夫です。

プライム会員なら「Prime Try Before You Buy」でもっと便利に試着!

Amazonプライム会員の方なら、さらに便利な試着サービス「Prime Try Before You Buy(プライム トライ ビフォア ユー バイ)」(旧称:プライム・ワードローブ)を利用できます。

Prime Try Before You Buy の主なメリット

  • 気になる商品を最大4点まで、無料で取り寄せ
  • 支払いは試着後!購入を決めた商品だけの代金を後払い
  • 返送用伝票(着払い)が同梱されているので、返送がとても簡単
  • 試着期間は商品到着の翌日から最長7日間

対象商品を選んでカートに入れる際に「Prime Try Before You Buy」のオプションを選択するだけで利用できます。

サイズ違いや色違いをまとめて試したい時などに非常に便利です。ファッションアイテムのネット購入で失敗したくないプライム会員の方は、ぜひ活用してみてください。

【賢い返品方法】損しないための裏ワザとトラブル対処法

Amazonの返品ルールは時に複雑で、「これってどうなるの?」と迷う場面や、予期せぬトラブルが発生することもあります。

ここでは、規約を守りつつ、できるだけ損をせずスムーズに返品するための「賢い方法」やトラブル対処法をいくつかご紹介します。いわゆる「裏ワザ」というよりは、「知っておくと役立つ正当な知識・対処法」として参考にしてください。

賢い方法①:「未開封」なのに50%返金? ⇒ まずはカスタマーサービスに連絡!

「自己都合だけど、商品は未開封のはず。なのに返金額が50%と表示されている!」 これは、過去に実際にあった(そして今も起こりうるかもしれない)トラブルの一つです。

原因としては、配送用の外装(ダンボールやビニール袋)を開封しただけで、システムが機械的に「開封済み」と誤認識してしまった可能性などが考えられます。

もしこのような状況になったら、「仕方ないか…」と諦めないでください!

多くの場合、Amazonのカスタマーサービスに連絡し、「未開封であること」「システムの誤認識の可能性があること」を丁寧に伝えれば、調査の上で正しく全額返金(商品代金分 ※自己都合なら返送料は自己負担)に変更してもらえる可能性が高いです。

連絡は、Amazonのヘルプページからチャットや電話で行うことができます。「あれ?おかしいな?」と感じたら、まずは落ち着いて相談してみるのが賢明です。

賢い方法②:「性能や品質が良くない」理由を正直に、具体的に伝えるコツ

無料で返品できる理由の一つに「性能や品質が良くない」がありますが、「具体的にどう伝えればいいの?」と迷うかもしれません。ここで大切なのは、嘘や誇張は絶対にせず、正直に、そして客観的に問題点を伝えることです。

  • NG例: 「なんかイマイチだった」「使いにくい」
  • OK例: 「商品説明には『静音設計』と記載があったが、実際に動かすと想定していたよりもモーター音が大きく、夜間の使用は難しいと感じたため。」
  • NG例: 「気に入らないから返品」
  • OK例: 「届いた商品の縫製を確認したところ、脇の部分など複数箇所で明らかに糸がほつれており、通常の使用に耐えられない品質だと判断したため。」

漠然とした不満ではなく、「どの部分が」「どういう理由で」性能・品質に問題があると感じたのかを、返品手続きのコメント欄などに具体的に記入することで、Amazon側も状況を理解しやすく、スムーズに返品処理が進む可能性が高まります。

賢い方法③:梱包・返送で損しないための最低限のマナーと注意点

商品を返送する際の梱包は、過剰に厳重にする必要はありませんが、輸送中に商品がさらに破損したりしないよう、受け取った時になるべく近い状態で返すのがマナーです。

  • 元の梱包材(商品の箱、中の緩衝材、ビニール袋など)があれば、できるだけそれらを再利用して梱包する。
  • 商品が箱の中でガタガタ動かないよう、隙間があれば緩衝材(なければ新聞紙を丸めたものなど)を詰める。
  • 【重要】商品本体だけでなく、付属品、説明書、保証書などもすべて揃えて同梱する。(入れ忘れると返金額が減額されたり、返品自体が受け付けられなかったりする可能性があります!)

自己都合返品で返送料が自己負担になる場合は、Amazonから指定された返送方法(コンビニ持ち込み、郵便局、集荷など)の中で、ご自身の都合や料金を比較して選択しましょう(ただし、追跡可能な方法が推奨されます)。

最終手段!トラブル発生・不明点はカスタマーサービスへ

上記以外にも、「返品理由の選択でどうしても迷う」「出品者と連絡が取れない」「返金処理がいつまで経ってもされない」など、返品に関して分からないことや困ったことが起きた場合は、やはりAmazonカスタマーサービスに相談するのが一番確実で早道です。

Amazonのサイトやアプリの「カスタマーサービス」または「ヘルプ」セクションから、チャットまたは電話(折り返し電話リクエスト)で問い合わせることができます。問題解決のために遠慮せずに活用しましょう。

Amazon返品ルールを理解して、賢く・安心して利用しよう

今回は、Amazonの返品を無料にする方法や、自己都合・開封済みの場合のルール、そして損しないための賢い方法について詳しく解説してきました。最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。

Amazon返品の重要ポイントまとめ

  • 無料返品の基本: Amazon発送の商品を、到着後30日以内に「商品トラブル・不具合」が理由で返品する場合。
  • 自己都合返品の場合:
    • 未開封なら: 商品代金は全額返金されるが、返送料は自己負担
    • 開封済みなら: 商品代金は50%返金となり、返送料も自己負担
  • 返品できないケース: 食品・飲料、化粧品、ギフト券など、返品・交換や自己都合返品ができない商品カテゴリがあるので注意。
  • マケプレ商品: Amazonではなく「出品者」が発送する場合、返品ルールは出品者ごとに異なる。トラブル時は「マーケットプレイス保証」の活用も検討。
  • Amazon Fashion: 「返品無料」表示のある対象商品は、試着後の自己都合返品でも送料無料になる場合がある。
  • 賢く返品するコツ: 返品理由は正直に、具体的に伝える。未開封なのに半額返金などのトラブル時は、諦めずにカスタマーサービスへ連絡

Amazonの返品ルールは少し複雑に感じるかもしれませんが、これらのポイントを押さえておけば、決して難しいものではありません。ルールを正しく理解し、いざという時にどうすれば良いかを知っておくことで、「思っていたのと違った…」という時も慌てず、より安心してAmazonでのショッピングを楽しむことができるはずです。

この記事が、あなたの快適でスマートなAmazonライフの一助となれば幸いです。

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パンダバスケット編集部
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